医療法人社団ハート会
矯正治療
歯列や咬み合わせの乱れは、見た目だけでなく身体全体の不調にも結びつきかねません。
港区の歯医者「麻布十番ハート歯科クリニック」では、こうした症状を改善する矯正歯科をご用意しています。
「マウスピース矯正」の取り扱いもございますので、歯並びの悪さが気になるという方はぜひお気軽にご相談ください。
当院の矯正歯科治療について
当院では、矯正専門の歯科医師が月に一度来院し、患者さんの治療を担当します。それぞれの患者さんのお悩みやご要望をお伺いし、ベストな進め方をご提案しますので、まずは一度お気軽にご相談ください。
歯並びの乱れによる身体のトラブル
乱れた歯並びは、全身に悪影響を及ぼすことがあります。長年、以下のような症状に悩まされている方は、もしかすると歯並びが原因かもしれません。
こんな症状はありませんか?
虫歯・歯周病
歯並びや咬み合わせが乱れていると、歯ブラシが届きにくい部分ができてしまいます。そこにプラークや歯石が溜まると、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。
耳鳴り
咬み合わせが乱れていると、顎の骨にズレが生じ、下顎が耳の感覚器官を圧迫してしまうことがあります。このために聴覚神経にも影響が出て、耳鳴りを引き起こすことがあります。
頭痛
咬むのに使われる筋肉は、顎から側頭部につながっています。咬み合わせのズレで、この筋肉が緊張し血行が阻害されると、頭痛の原因となることがあります。
肩こり
不自然な咬み合わせは、顎から首、肩の筋肉に緊張を強いることになります。これが続くと血行障害が起き、首や肩のこりや痛みを誘発します。
胃腸障害
咬み合わせが乱れていると、食べ物をよく咬まずに飲み込むクセがついてしまい、胃腸に負担がかかります。満腹感が得られずに、肥満にも結びつく恐れもあります。
不定愁訴(全身のトラブル)
原因のはっきりしない不調の原因が、咬み合わせにある可能性もあります。歯並びの乱れが全身のバランスの乱れにつながり、免疫力や自然治癒力の低下をもたらしているのです。
歯並びの種類
上顎前突
(じょうがくぜんとつ)
いわゆる“出っ歯”の状態です。上の前歯、もしくは上顎が全体的に前へ突き出ています。原因には遺伝の他、指しゃぶり、口呼吸といったクセが挙げられます。
上下顎前突
(じょうげがくぜんとつ)
上下の歯が前へと突き出ている状態です。唇が閉じにくくなるので、転倒時に前歯を折ってしまったり、口腔内を傷つけたりするといった問題が起こりやすくなります。
空隙歯列
(くうげきしれつ)
いわゆる“すきっ歯”と呼ばれる状態です。歯と歯の間にすき間ができており、食べ物が挟まりやすいといった問題が生じます。また、見た目にも目立ちます。
過蓋咬合
(かがいこうごう)
“オーバーバイト”とも呼ばれるもので、下の歯列を上の歯列が深く覆っている状態です。食べ物がかみ砕きにくく、発音の妨げとなることがあります。
反対咬合
(はんたいこうごう)
いわゆる“受け口”のことで「下顎前突(かがくぜんとつ)とも呼ばれます。発音に悪影響が及び、咀嚼(そしゃく)がしにくくなることもあります。
交叉咬合
(こうさこうごう)
上下の歯の中心がズレ、一部の咬み合わせが交叉してしまっている状態です。食べ物を奥歯ですりつぶしにくくなり、顔の歪みを引き起こすこともあります。
叢生
(そうせい)
歯同士が重なり合い、凸凹になっている状態です。八重歯もこの一種です。歯が顎の大きさと比較して大きい場合に起こりやすくなります。
開咬
(かいこう)
奥歯を咬み合わせた時、前歯が閉じない状態です。食べ物を咬み切りにくくなり、空気が漏れることで正しい発音を妨げることがあります。
成人矯正
成人矯正とは、歯の成長の終わった大人を対象とした歯列矯正のことです。子どもの矯正と大きく違うのは、自分の意志で行うという点です。治療の範囲や費用、治療期間、治療方法などを、自分でしっかりと理解し納得した上で選択できるのです。
当院では、成人を対象とした矯正治療もご用意しております。歯並びに悩んだまま大人になってしまった方、この機会に自信の持てる口元を手に入れませんか?
メタルブラケット
歯の表面に装着するブラケットが金属でできた、もっとも一般的な矯正装置。丈夫かつ治療期間が比較的短いのがメリットです。ただし、装置が目立つことや、金属アレルギーのリスクがあるといったデメリットがあります。
セラミックブラケット
歯の表面に装着するブラケットにセラミックを使った矯正装置です。セラミックは天然歯と似た色なので、装置が目立ちにくく、金属アレルギーの心配もありません。ただし、矯正が多少劣る点や、費用がメタルブラケットよりも高いといったデメリットがあります。
マウスピース
透明なプラスチックのマウスピースを歯に被せて行います。目立たず、矯正治療をしていると気づかれにくいため、近年人気が出てきました。自分で取り外しができるので、食事やブラッシングが負担にならず、金属アレルギーの心配もありません。
MTM(部分矯正)
前歯のすきっ歯や、一部分だけがデコボコになっているなど、部分的な歯並びの乱れを矯正する治療法です。気になる部分だけを矯正するため、費用や期間を抑えることができます。歯が傾いている場合は、治療の前に歯を起こす処置をする場合もあります。
小児矯正
子どもの頃に行う矯正治療には、以下のようなメリットがあります。
1
良好な結果を得やすい
小児矯正では、顎の成長を利用した治療を行えます。顎の正しい成長により、容易かつ短期間で治療が可能。顎や輪郭の歪みを是正できるので、よい結果を得られやすいという特徴があります。
2
虫歯リスクが軽減される
歯列の乱れは、食べカスの詰まりなどにつながります。ブラッシングもしにくいため、磨き残しも多くなるでしょう。小さなうちに改善することで、虫歯のリスクを軽減できます。
3
コンプレックスが解消される
出っ歯や受け口は、子ども同士のからかいの対象になりがちです。それが原因で、お子さんがコンプレックスを抱いてしまうかもしれません。美しい歯並びであれば、こうした問題を解決し、大きく口を開けて笑顔を見せられるようになります。
小児の床矯正
床矯正は、顎の正しい成長を促す装置です。毎日寝る前に一定時間装着することで、顎を必要な大きさへ広げます。装置は取り外しが可能なので、食事やブラッシング時でも邪魔になりません。比較的費用も安いので、取り組みやすいのもメリットです。
矯正治療の流れ
初診・カウンセリング
step 1
初診時は、患者さんのお口の中を拝見し、その後矯正治療に対するご要望やご不安などを詳しくヒアリング。あわせて丁寧な説明を行います。どのような疑問も、遠慮なくご質問ください。
検査・診断
step 2
歯型の採取や、お顔・お口の写真撮影、レントゲン撮影といった検査を実施します。その結果と患者さんのご要望をもとに診断を行い、治療計画の立案をします。
矯正装置の装着
step 3
矯正装置の装着を行います。初回~数回は、おおよそ1~2時間のお時間がかかります。
治療スタート
step 4
治療開始後は、定期的に通院いただき装置の調整を行います。通常の場合は3~6週間に1回、おおよそ30分~1時間かかります。なお、経過観察の状態次第では、2~6ヵ月に1回の通院をお願いしています。
保定期間
step 5
治療完了後は保定期間に移ります。矯正装置を外してからも、歯は元の位置に戻ろうとします。これを安定させるために、保定装置を装着していただきます。なお、この期間には経過観察のために2~6ヵ月に1回の通院をお願いしています。
メインテナンス
step 6
保定期間終了後も、定期検診による経過観察を行います。姿勢や日頃の習慣により、咬み合わせは影響を受けます。検診によるチェックと調整で、正しい歯列を維持していきます。